こんなサイト、始めてみましたが、僕はハットにまつわる各種ウンチクに関しては詳しくありません。
いままで買ってきたハットに書かれた謳い文句などから得た、断片的な情報しかないんです。
巷に出回るデニムの研究書みたいに、ハットの歴史とかディテールの変遷、ハットメーカーの栄枯盛衰などについて総合的・包括的に語れたら、同好の皆さんの参考にもなって良かったんですが、それは今後の課題としましょう。整合性のある資料も見つかってないし。
だからここのwebコンテンツはぜんぶ僕自身のひとりごとみたいなもの。それとコレクションの画像だけ。
細かい部分よりかは、ざっくりとビンテージハットの世界を覗き見てもらえたらな、って思って、まずはこのサイトを構成しています。
こんな僕ですが当サイトを通じてこの分野にお詳しい方と、ゆくゆくは交流をもてたらいいな、なんて勝手に思ってます。
このサイトへのご意見、ご感想、ご自分のコレクション披露など、何でもレスポンス頂けたら幸いです。
メールアドレス:fotobiginesu@gmail.com
my hat history
最初は95年ごろ、伊ボルサリーノ当時の現行トリルビーを、銀座の老舗トラヤ帽子店で買いました。5万円も出して、です。(ボルサリーノとトラヤのダブルネーム品でした)
当時の店主の方に、あの中折れよりもこっちが似合う、色はこれがおススメなどと、あれこれ見立ててもらったのもいい思い出です。
大好きな歌手、フランク・シナトラ(ハットの被り手としても超一流)にあこがれて、帽子初心者だったにもかかわらず、清水の舞台から飛び降りる覚悟で大枚をはたいた記憶があります。さすがイタリア産のフェルト帽でありまして、あまりにふんわりしたかぶり心地に、これがホンモノの帽子というものか、と驚いたものです。もちろん今でも所有し、かつ被ってます。
(保管悪くフロントリボンにヨレあり。また全体に何となくクタビレ感も漂いますが、味があると勝手に思って悦に入ることにします笑)
ハットひとつに数万円とは酔狂な趣味ですが、昔の映画や、50年代のジャズ・ミュージシャンなどの載帽スタイルにファッション的なあこがれがあり、当初は単純にマネしたかったんです。まだまだガキでしたから笑。
というわけで入り口は見た目の模倣からでしたが、ハットをかぶってるうちに、なかなかこれはいいものだという思いが固まってきまして。
簡単にいうと、外出時に自分の中に1本スジが通るような気がするんですよ。
だから、本格帽子は自分の品格を上げるための必要経費と考えてました。それは今でも変わってませんね笑
何はともあれ銀座トラヤの黒いボルサリーノ、そこから僕のハット収集が始まったんです。
皆さんは、どんなハットとの出会いをされたのか、いつか聞かせてほしいな。